「なぜ家事は女性の仕事だったのか」。生活史研究家の阿古真理さんが、明治から令和までの歴史を、豊富な資料を紐解きながら家事負担の問題について読みといています。
共働きの増加や家事分担制など、時代の変化に伴い家事のあり方や意識も変化してきていると思いきや、家事は一向に楽になっていないといいます。
「イクメン」や「一汁一菜ブーム」などに騙されていけません。家庭における家事の問題が、いかに解決しがたいテーマであるのかがよくわかります。男性にとっては特に耳が痛い内容です。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(4歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)