普段、散歩する道に、どのくらい前からあるのか、わからない立派なイチョウの大木がありました。特にこれからの季節が美しく、黄色く彩られた葉と樹木を眺めながら歩くことが楽しみでした。
しかし、大木であるがゆえ、落ち葉と銀杏の量が多すぎるようで、管理が難しいのか、人為的に切られているのを近頃、発見しました。残念でなりません。
ただ、この絵本を読むと、自然と人間の共存には、障害がつきものであることを教えてくれます。SDGsや環境保全といいますが、環境破壊してきたのは人間であり、それが現在の私たちの快適な暮らしを実現してきたという事実もあります。
自然との共存をこれからも考える中で、身近な木を思い、絵本を読んで考えてみましょう。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(3歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)