私が子供の頃、生き物を捕まえる外遊びは定番でした。カブトムシ、カマキリやバッタ、トンボ、メダカ、ザリガニなど夢中に追いかけていたことを思い出します。
数十年ぶりに娘と虫取りにいきましたが、さすがに私の虫の居場所を見つける感が鈍っているせいもあるのですが、虫をうまく見つけられません。
水辺のザリガニやメダカなどにいたってはまったくいません。それは、環境の変化によって、実際にこれらのいきものが減少していることは事実があります。
虫や生き物が多すぎて農作物を荒らしたりするのは困りますが、人間による環境破壊が原因で、すっかり見かけなったというのも複雑な思いがします。
野外で採ってきた虫や生き物を飼うことも、子どもにとって大切な野外体験です。
いきものの飼いかたの本がめっきり刊行されなくなった理由も納得しました。このフィールドワークを通じてこそ実感できた出来事でした。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(3歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)