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ミャクミャク ある日の おはなし

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4月13日から始まる大阪・関西万博のシンボルとして登場した「ミャクミャク」。細胞と水がひとつになったことで生まれた不思議な生き物。赤い部分が「細胞」で青い部分が「清い水」出来ているらしく、増えたり分かれたり、流れる様に形を変えることができるが 正体は不明だそうです。

そんな公式キャラクターが主人公の絵本が『ミャクミャク ある日のおはなし』です。メディアで見かけるキャラクターははっきりとした色づかいですが、絵本になるとやわらかい色彩でどこか愛らしく描かれています。

人懐っこく おっちょこちょいな主人公が起きる所から始まります。ポストの中身を確認し、朝ごはんをさがして出かけます。いろいろな所で出会う生きものとは物々交換をすることも!大阪のおばちゃんともすぐ仲良くなれるミャクミャク、さすがです!

そのあと起こるハプニングにもめげず、みんなと仲良くでき、友達が増えていく様子は春のこの時期にぴったりだとも思いました。

 

推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)

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