こどもたちにとって、理想の小学校の教科書とはどのようなものなのでしょうか?学習指導要領にとらわれない小学1年生の国語の教科書について、4人の著者(安野光雅、大岡信、谷川俊太郎、松居直)が自由な立場で、言葉の面白さや豊かさを教えてくれます。
言葉は人と人とをつなぐ大切なものです。携帯やメールで言葉や文字のやりとりが増え言葉の使い方が変化している現代だからこそ、元々の言葉の本質をあらためて学べる本書は納得させられることばかりです。リズムある言葉で構成されているので、声に出して読んでも楽しいです。1979年刊行以来、長く読み継がれている1冊です。
新潟市立中央図書館 サービス1グループ 吉田 恭子