今回はまずキッズイベントの報告から・・・
今年度上・中・下越・佐渡の図書館を会場に「本の世界へ2021 絵本で話そうSDGs」と題して親子SDGs講座を予定していました。しかし、新型コロナウイルスが全国的に流行し、県内でも多数の感染者が出たため、長岡・佐渡会場は中止となってしまいました。
このまま新潟会場も出来ないのでは…と大変心配しましたが、奇跡的に10月17日 新潟県立図書館を会場に開催することが出来ました!
新潟会場では、前野智郎アナウンサーが絵本の読み聞かせをしたり、参加者全員で絵本の内容からSDGsの17のゴールを照らし合わせ、意見交換をしたりと、楽しみながら理解を深められる講座になりました。
参加した子どもたちは、日常生活と絵本から学んだSDGsについてを自分の頭で結び付けて、いろいろなことを考え、行動に移すヒントを見つけてくれたようでした。
また会場となった直江津図書館、新潟県立図書館では、講座終了後も絵本でSDGsコーナーを設置してくださり、利用者の方々にも興味関心をもってもらえるような機会を作ってくださいました。
長岡・佐渡会場は残念ながら伺うことが出来ませんでしたが、いつか必ず「絵本でSDGs」が出来るように、その時はさらに楽しく内容の濃い講座が開催出来るように、私も学び続けていこうと思っています。
講座の詳しい様子はキッズプロジェクトのHPでも読めますので合わせてご覧ください。
さて本題に入ります。
今回は、みなさんの「夢」についてです。
大人になったら何になりたい?
コロナが収まったらどこへ行きたい?何がしたい?
子育てが一段落したら次の人生は?
それぞれの世代にそれぞれの夢があると思います。
その夢を叶えるためにはどうしたらよいか?
絵本から考えてみたいと思います。
こちらの絵本『夢のビッグ・アイデア カマラ・ハリスの子ども時代』は アメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスと妹のマヤの子ども時代に本当にあったお話を絵本にしたものです。
この姉妹が住んでいるマンションの中庭に子どもたちが遊べる公園を作ろうと考えます。
「あったらいいね!」と素敵な思いつきから始まった大きな夢は、周囲の大人の反対にあいながらも、近隣の子どもたちにも協力を願い、徐々に大人たちを巻き込んでいき、なんと遊び場を完成させるのです。
何度も困難な状況に直面しても、諦めない子どもたち。
子どもだから、資金が無いから…と諦めない姿から、大人も子どもも学ぶことがたくさんあります。
失敗してもそこから考えることで何かが変わり、アイデアを出し合うことの楽しさが伝わってくる絵本です。
夢を叶えるために智恵を絞り、みんなで意見を出し合い、協力することで、夢が現実になることをこの絵本から感じてほしいです。
このことはSDGsにもつながることだと思いました。
大人も子どもも関係無しに、意見を出し合い協力することで、SDGsの達成に近づいていくように思えました。
カマラ・ハリスについては今年になってから他にも絵本が出版されています。
彼女の生い立ちを中心に黒人初、女性初の副大統領に就任した姿を描いた伝記絵本 『カマラ・ハリス ちいさな女の子の願い』
彼女が今まで出会い、そして影響を受けた人たちを紹介し、誰しもがスーパーヒーローになれるんだと勇気を与える 『みんなスーパーヒーロー』
「女の子だから」「男の子だから」と諦めることのない社会が、これからの社会で素敵な未来につながるのだと信じています。
出来ないを出来るに変えるためには今、何をしたらいいのか?
この2冊の絵本も合わせて紹介しておきます。
最後にもう一度 問います。
「あなたの夢は何ですか?」
ぜひ どんな小さな夢でも諦めないで それに向かって進んでください。
夢から現実にして、それぞれの人生を楽しんでほしいです。