あけましておめでとうございます。
今年もたくさんの絵本をコラムなどを通じてご紹介できたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年頭ということで、縁起の良い絵本から始めます。

『開運えんぎもの図鑑』髙野紀子/作・絵(あすなろ書房)
『開運えんぎもの図鑑』
髙野紀子/作・絵(あすなろ書房)
縁起のいいものが45ページの中にぎっしり詰まっています。その数 なんと250種類!!
「福だるま」から始まり、ひとの形をした全国各地のだるまの紹介が載っています。
新潟県は三角だるま、石川県は加賀八幡起き上がり。
ひとの形ということで、商売繁盛の縁起物の福助や足の裏をかくとご利益があるらしいビリケンまで紹介されていました。
お正月にちなんだものもたくさん教えてくれています。
「祝いの餅」の鏡餅、お節料理に注連縄(しめなわ…このように書くことを恥ずかしながら、初めて知りました)
そしてお正月には一年の幸せを祈るいろいろな慣わしがあることがコラムとして掲載されていました。今までも和の行事やものの数え方、日本語のオノマトペを絵本に描いてきた作家の新刊です。
今年は午年・・・続いてはウマが出てくる絵本の紹介です。
ウマが出てくる絵本として私がまず思いついたのは、
モンゴル民話の『スーホの白い馬』(大塚勇三/再話 赤羽末吉/絵 福音館書店)でしょうか。
こちらは教科書で習った作品としても有名です。ぜひ絵本でも読んでいただきたいロングセラーです。
しかし 今回はこちらを掘り下げるのではなく、実用的(?)なウマの絵本を紹介します。

『ウマと話すための7つのひみつ』河田桟/作・絵(偕成社)
『ウマと話すための7つのひみつ』
河田桟/作・絵(偕成社)
ウマはかしこい生きもので、昔から群れを作り暮らしているそうです。そのことからウマだけが分かることばを話していると作者は言うのです。
それは「馬語」。
語と言っても、私たちの話す言葉とはちょっと違うようで、耳や鼻、目の小さな動き、脚の首の大きな動きを よく観察し知ることでコミュニケーションが取れると教えてくれています。
馬語の実例のほかに「馬語のひみつ」も といています。
その中で印象的な解説は、人はウマと体も心も違うから、人が自分から話しかけようとすると、その動きは「人語(ひとご)」になってしまいがち、ということです。
では人はどうしたら、馬語で話あえるのだろうか?
そんなことはできるのだろうか?と思いますが、実は・・・できる方法が載っていました!
意外な答えはぜひ読んで確認してください。
奥付の所に作者 河田さんからのメッセージが載っていました。
この本の本当の意味が書かれているので、ここの部分もしっかり読んでほしいです。

『馬語手帖 ウマと話そう』河田桟(カディブックス)
私は12年前の午年に河田さんが書いた『馬語手帖 ウマと話そう』(カディブックス)を買っていました。こちらは大人向きに書かれた解説書です。今回の絵本は子ども用になっています。ぜひ大人は両方 読むと更に馬語が上達すると思います。

最後は近年大人気のネコの絵本から
『ねこまたごよみ』
石黒亜矢子/作・絵 (ポプラ社)
です。
何百年も生きるといわれる猫の妖怪「ねこまた」と一緒に、日本文化に近いねこまた文化を学ぶ絵本です。3章に分かれていて如月(2月)から始まり1年間の行事や慣わしが描かれています。
これから読むのに ぴったりの作品です。
一気に読んでも楽しいのですが、1ヶ月ごとじっくり楽しんで 一年かけてその月々の慣わしを自分の生活に取り入れてみるのもいいのではないでしょうか?
これからも継承していきたい日本文化(あっ ねこまた文化かな 笑)を1月のうちにおさらいして一年 四季折々の行事をみんなで楽しんで過ごしてほしいです。
最後の見開きは「おたんじょうびパーティ」が載っています。ここにはこの絵本のもう一つ おまけのような楽しみ方が載っています。ぜひこのおまけも楽しんでみてくださいね。
では今年も、その時々にあった絵本を紹介しながら 残すところ数年になったSDGsを考えていきたいと思います。どうぞ よろしくお願いします。

* BSNラジオ 土曜日午前10時「立石勇生 SUNNY SIDE」の オープニングナンバーの後に「はぐくむコラム」をお伝えしています。1月10日は、絵本でSDGs推進協会代表の朝日仁美さんです。お楽しみに!
