この時期 新年度を目前として、大人も子どものワクワク・ドキドキしている人がたくさんいると思います。希望に満ち溢れている人もいれば、なにかと心配で不安の方が大きい人もいるのではないでしょうか?今回は新しい学年や環境に少しでも早くなれるように、そして将来の大きな目標に向かえるようなヒントになる本を紹介します。

『おおきな道とちいさな道』萩原京二 /著 (星野書房)
この本は社会保険労務士や働くことに関するコンサルタント業を行ってきた著者が子どもでもわかるように自分に合った働き方とは?を教えてくれる本です。
働くことや生き方を「車」や「道」に例えて自分はどんな車が好きで、どんな道を走りたいのか?その種類は多種多様あり、自分で選んでいいことや時には休憩も必要なのだと教えてくれる内容です。「どんな車を選んでもきっと正解!」と背中を押してくれ、何より大切なのは自分らしさなのだと改めて確認させてくれる本です。
挿絵はかわいらしく描かれ、漢字にはふりがながふってあります。子どもが一人で読むこともできますが、ぜひ大人と一緒に読んで働くことや将来について話してみるきっかけにしてほしいです。

『こども目標達成教室 夢をかなえるために何が必要なのかがわかる本』竹橋洋毅/監修 バウンド/著 (カンゼン)
新しい環境での生活を始めるにあたって「自分はどうなりたいか?」「将来○○になりたい」などと思うことはありませんか?しかし実際どのように準備し、行動したらその望みに近づくのか・・・こんなこと誰かに習ったことはありませんよね。
この本は「目標」とは何なのか?や目標の立て方、その目標を達成するために知っておきたいことを丁寧に教えてくれます。そして 行動しているうちにうまくいかなかったらどうしたらいいか、やり方を変えてみる方法や時には目標を再設定してみることも教えてくれます。
「はじめに」の部分で「よい目標を持つことがあなたを素敵な日々へ導いてくれる」と監修者が書いています。私もそう思います。時間は無限にあるわけではありません。今を大事に、無駄にしないように、少しでも自分の思いがかなう生き方をしてほしいと思っています。ぼーっとしていても一日は終わってしまいます。勿論、そんな日も必要ですが、どうか自分が「幸せだなぁ」と日々感じる生活をしてほしいです。
そのために小さな目標でもいいので立てて、それに向かって進んでみてほしいと思っています。小さくても達成した時の喜びは、次に進む原動力になり、その積み重ねが自分にとっての自信になると思います。
本を読んで考え、実践してみる。この経験も積み重ねると大きな自信となり、その人の底力となっていくと思います。こちらの本も子ども向けに出版されたものですが、中高生も読んでみると今後の人生設計に役立つと思います。

『夢をかなえたいキミたちへ贈る伝記 池江璃花子』
池江璃花子/語り 北川チハル/文 (世界文化社)
最後に紹介する本は、水泳選手の池江璃花子さんの今までがわかる本です。
3歳から水泳を始め、中学3年生で日本新記録を樹立する、まさに天才スイマーとして注目されてきた池江さん。どんな子供時代だったのか?水泳漬けの生活の中で友達とはどんな関係だったのか?本人の言葉で綴られています。
3度のオリンピック出場もすごいことですが、その間に彼女を襲った病と闘い。
普通の人ならばすべてを投げ出し、諦めてしまうことを大きな目標を立てて乗り越えていきます。病気から復帰してレースに挑み、さらに強さを増していく池江さんから「たいせつなのは目標にむかって努力すること。達成したら素直によろこび、できなければくやしがり、つぎはどのようにするかを考えること。そして、またあらたな目標を立てて努力すればいいと考える…」(P93~94)ということを学びます。
絶対に諦めない!ダメでも繰り返し努力して前へ進む。大人でも難しいことですが、その先には必ず何か得るものがあると言われたような気がしました。
伝記というジャンルを読んだことない人にもおすすめです。
最後に載っている「小学生のキミへ」という池江さんからのメッセージは必読です。これからの池江選手としての活躍にも注目ですし、ますます応援したくなりました。
4月から進級・進学と新しい環境にかわるこの時期、心も体も元気でいられるように諦めない力と失敗してもそれに屈しない考えを本で学び、準備してはいかがでしょうか。

* BSNラジオ 土曜日午前10時「立石勇生 SUNNY SIDE」の オープニングナンバーの後に「はぐくむコラム」をお伝えしています。3月28日は、絵本でSDGs推進協会代表の朝日仁美さんです。お楽しみに!
