夏休み真っ只中読みものだけが本じゃない！

毎日毎日暑い日が続いてると報道され、今年はこの暑さが「危険」であるといろいろな場面で注意されています。夏は暑いもの　と思って過ごしてきましたが、暑過ぎて危険なものに変わり、何だかとても心配になっています。

そんな時こそ、冷房のきいた部屋で読書をオススメするのですが、夏休み期間中ということもあり、読みものではない本（？）を3冊紹介したいと思います。

『巨大空港』　鎌田歩作　福音館書店

この絵本は成田国際空港の1日を描いた作品です。「絵本で空港見学」です。

管制塔に朝一番の無線が入る場面から始まります。

そしてこの国際空港に集まってくるたくさんの人々の様子。

旅行に行く人、空港まで誰かを迎えにきた人、そして空港のさまざまな場所で仕事をする人・・・

それらの人と飛行機がこの絵本では事細かに描かれています。

読むというより、何度も見て楽しむ本です。

みどころのひとつにページをめくると見開きの長さが1.2メートルになる空港ターミナルの全景があります。夏休み　旅行する人もしない人も、子どもも大人もワクワクするそんな絵本です。

空港を舞台にした絵本は他にもたくさんあります。ぜひ他の本も探して読んでみてほしいです。

『パズルでめぐる世界の旅』　アレクサンドラ・アーティーモウスカ　作・絵

X-Knowledge

次の本は「本で世界旅行！」そんな作品を紹介します。

と言っても、ただ世界の名所を案内するのではなく、各ページに書かれている問題を解きながら（探しながら）読み進めていくものです。見開き２ページに描かれたパズルや迷路はどれも素敵で見ているだけで、脳が活性化する気がしました。ちょっと難しい問題もありますが大人と子どもが本を介して一緒に楽しめる一冊です。

実はこの本はフランス人作家が書いた『八十日間世界一周』という小説から発想を得て描いた作品だそうです。気になった人はその小説も読んでみてくださいね。

巻末にパズル等の答えが載っているので、どうしても分からない場合はそこを見て答え合わせしてくださいね。

このシリーズは他に、『パズルでめぐる海底の旅』や『パズルでめぐるふしぎの国のアリス』もあります。

『なにができるかな？』　植田まほ子　絵　ワタナベマキ　料理　主婦と生活社

最後は「絵本でお料理！？」です。

１ページ目に　しゃけ・お米・梅干し・塩・のり　の絵が描かれています。

さぁ〜　これでできるもの　なーんだ？

次のページには美味しそうなおにぎりが載っていました。

こんな調子で、材料から何が作られるか考える絵本です。名付けて「料理クイズ絵本」でしょうか！

全部で10問。私は1問だけはずしてしまいました。

そして巻末にはそれぞれのレシピがちゃんと載っています。このレシピを見つけた時に、こちらの絵本を紹介しようと決めました。夏休みなら、子どもと一緒に料理ができるかもしれないと思ったからです。一緒に作れなくても、絵本と同じように材料を用意してみたり、大人が作っている様子を子どもに見せてあげたりするのもとてもいいことだと思います。

ぜひこの本を読んで、クイズを楽しみ、そして料理してみんなで食べる・・・そんなことをして、今年の夏休みの思い出を作ってください。

今回は子どもたちが、夏休み真っ只中ということでこんな3冊を選んでみました。

異常な暑さな夏　物語も読んで欲しいですが、楽しみながらページをめくる本もオススメですよ。