SDGs de はぐくむコラム

持続可能な社会 父親の家事育児参加 最終章

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今回が4つのキーワードの最後、もしかすると最も大切なことかもしれません。
そう!パートナーシップです。
あれ…、「子育てに関係ないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、ファザーリングジャパンとしては、とても重要な位置づけをしています。
せっかく夫婦で子育て頑張ろうと張り切っていても、喧嘩が多くなってしまったり、教育論でぶつかってしまったり、子供優先でいつの間にか、”夫婦”ではなく”母親・父親”だけの立ち位置になってしまったり、呼び方も”パパ・ママ“”お父さん・お母さん”になっていくのです。
もちろん、子育ては重要、全力投球するは当たり前です。でも、子育ての期間より、夫婦だけの人生の方が長いのです。子育てによって夫婦関係が変わってしまったら元も子もありません。
さらに言えば子ども達から、将来あこがれるような父親、母親でありたいと思いますし、良い夫婦の見本、憧れの存在でいたいと思いますよね。
チームとしての夫婦で、お互いが笑いあいながら、大変な子育てを乗り越え、仕事と家庭生活の両立の道を探っていきたいですね。

「ファザーリングジャパンにいがた」にも、夫婦関係に悩んでいるパパが多いんです。「子育ては、学んだり経験したり、パパとしても一生懸命やっているんだけど、夫婦関係がうまくいかないんだよね~」なんて声が数知れず・・・
やはり、子育て期は、夫婦関係にとっても大きな山場!子どもが生まれるまでは、お互いの愛情パワーのベクトルが全てパートナーに注がれていたのにもかかわらず、子どもが生まれた瞬間から、お互いのベクトルが、子どもだけに向かってしまいがちです。
「母親が子育ての全力で余裕のない時期、夫婦関係を保つ役割は父親にあるのでは…」とファザーリンクジャパンでは考えています。(もちろん母親も余裕がある時はお互いに)
これから、子どもを授かり、子育て期を、夫婦のチームで乗り越えて、笑顔がある子育て期、笑顔がある、夫婦関係を目指していきたいご夫婦にファザーリングジャパンがお届けする「子供があこがれる笑顔の夫婦6か条」をご紹介したいと思います。

Fathering Japan パートナーシッププロジェクトとは

以上が6か条です

特に乳幼児の母親は、一歩も外に出られなかったり、ましてや美容院など行けなかったりします。こんな時こそ、少しの間でも母親を一人で外出させてあげられるような、父親の配慮が大切ですね!
「かつては毎月あったデートの時間も、最近は2人で出かけたことが無い!」と周りの夫婦から聞きます。”子育てだけになってしまい、夫婦関係は?”
こんな心配がある時は、月に1度位、子どもを両親や託児施設に預けて夫婦だけの時間を取ることをお勧めします。
普段はLINEだけで済ませている用件も、直接、言葉で伝えることもいいですね。
日中、独りで子育てしている母親との会話…。その日の出来事や愚痴、仕事で疲れていてもパパは傾聴していきましょう!
そして最も大事なのは「笑顔」 2人だけで出かけたり、一緒にイベントに参加して笑いあったり…。もちろん子どもと一緒に旅行にでかけ、笑顔で過ごしませんか。
夫婦の笑顔、そして子ども達の笑顔のために…。お父さんは6か条を心に留めて思いやりの気持ちを忘れないでくださいね。

 

この記事のWRITER

大堀正幸(新発田市在住・ファザーリングジャパンにいがた顧問)

大堀正幸(新発田市在住・ファザーリングジャパンにいがた顧問)

1973年 新発田市生まれ。大学卒業後、家業のリフォーム業を継ぎ28歳で社長就任。早くから働き方改革やワーク・ライフ・バランスに取り組み、業務効率化に成功。NPOファザーリングジャパンの新潟地区や新潟イクボス企業同盟を設立。2児の父親。 現在:新潟市男女共同参画審議委員 新発田市子供子育て会議委員など。
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