SDGs de はぐくむコラム

意識的にだれかとつながろう 会話するだけでも気持ちが楽になるよ

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先日、ラジオの番組中にリスナーさんから貰った1 本のメール。

~今、3 ヶ月の子の育児をしています。新型コロナで不要不急の外出を控えているため祖父母にも、いまだ会えていないし、自分自身も誰とも話せず気が滅入ってしまう毎日です。でも、日々一生懸命成長している息子から刺激と元気をもらっています。~

というもの。読みながら胸が詰まりました。

ただでさえ、0 歳児の子育ては、肉体的にも精神的にも言葉にできないほど大変!! ましてや初めての子育てならなおのこと。ご主人がテレワークで家にいてくれれば少しは違うかもしれないけれど(それはそれでお互い別のストレスも発生するかもね・・・)赤ちゃんとの生活は自分の時間も無い“母子カプセル”的な1 日で、外出自粛というのはどれほど閉塞的で気が滅入ることかと容易に想像できます。真綿で締められるようにじわじわとストレスに蝕まれ、気づかないうちに心も体も不調になる厳しい現実が今リアルに起こっています。普段より数倍気持ちが晴れずイライラしたり、育児ウツになったりするリスクが高まっているよね。

そんな今だからこそ、「意識的かつ積極的」に誰かとおしゃべりをしよう。ライン電話でもスカイプでもなんのアプリでもいいから、大人とリアルなコミュニケーションをする時間を作ってみてください。15 分でいい、たわいのない話から育児の不安まで。話し相手がいない場合は、少しだけ勇気を出してお互いにお話しできる人と時間を探して繋がってみましょう。

それでも見つからない場合は「子育て相談センター」や「子育て支援センター電話相談」などに電話するという手もあります。

大切なママであるあなた。ひとりで悩んだり落ち込んだりしないで、上手に心に風を吹き込んでね。

5月2日(土)BSNラジオ「大杉りさのRcafe」放送予定

この記事のWRITER

ちゃい文々(新潟市在住。子育て漫画エッセイスト)

ちゃい文々(新潟市在住。子育て漫画エッセイスト)

新潟市生まれ。シングルマザーで二児の母親。1994年、デザインオフィス「アトリエチャイブ」設立。2002年からフリーペーパーに子育てエッセー漫画を連載。コミュニケーションスキルや多様な視点を養う講座を教育関係者や市民向けに実施。虐待防止スペシャリストの知識も活かす。 著書「子育ては、泣き笑い・八起き」(幻冬舎文庫) BSNラジオ「工藤淳之介3時のカルテット」木曜パートナー https://www.chaibunbun.com/
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