大人の本棚・こどもの本棚

生ごみからエネルギーをつくろう!

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主人公は小学5年生のメグルさん。彼女と一緒に「エネルギー」について考えます。
私たちのまわりにはいろいろなものを活用してエネルギーを作り出しています。その中から化石燃料の「メタン」というものに注目して、自分たちでも作ってみよう!というお話です。

ペットボトルを使い、その中を牛の胃に見立てガスを発生させる実験をするのです。安全に注意する点も項目立てされていて、大人と一緒に本当に行うこともできそうです。

この本の良いところは、仕組みを話し、実験するだけでなく、そこからどうやって活用すればみんなのためになるか?までを一連の流れとして説明しています。そして最後に著者であるバイオガス研究者からのより詳しい解説とこの本に対する思いも載っています。
また作画を担当したのは、映画『借りぐらしのアリエッティ』を手掛けた米林宏昌さんです。この方からのあとがきもあります。

ちょっと大変ですが、自由研究のテーマにすることもできそうな内容です。

推薦者:朝日 仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)

絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/

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