会社員の夫が毎日家にいる・・・。子供が騒ぐと、仕事ができずにピリピリする、いつもは気楽のお昼の準備が大変、家にいるのに夫は家事育児と手伝ってくれない…。
残業もなくなり、在宅ワークで、家庭も家族もとても良い感じになると思っていたのに自粛期間を経て、聞こえてきた、一部のママたちの声がこれです。
パパたちは時間に余裕ができて、家庭生活は充実したのかと思いきや、今まで「男は仕事、女は家庭」と思っていたのに強制的に家庭に放り込まれて、仕事だけしていればよかった状態から強制的な仕事と家庭の両立!俗にいうワークライフバランスです状態。
いきなりの出来事で、急に仕事と家庭の両立なんてできませんよね、それはそうだよな・・・
でも今回の強制力はとても良いきっかけになったのかもしれません。パパたちも、俺はやればできると思っていたのにもかかわらず、いざ家庭時間が長いと、家事育児分担をやろうと思ったら、ママのペースやスピードについていけずに、手伝おうにも手伝えない…とか、子供たちもパパがずっといることになれていなく、一緒に遊ぶのに戸惑う…とか。ママも分担になれていないので、全部自分でやっちゃうので、パパに対する日中の家事が増えるだけになってしまっている…とか。
理想の両立からはかけ離れていたかもしれないけど、多くの気づきはあったのではないかと思います。また、良い意見もパパたちからも聞こえてきました。
「仕事ばかりではない、幸せを感じた」
「本当の生き方ってこういうことだったのか」
「子供との時間が多く取れて、パパを頼ってくれることが増えてうれしかった」
この喜ばしい感覚は、とっても大事で困った自粛生活も、良いことは必ず記憶に残っています。
「今までの働き方や家庭との両立はこれでよかったのだろうか?」と気づき、一部のパパたちだけだったものが、多くのパパたちが、仕事と家庭の両立を考え、子供支援や女性活躍支援、家庭支援などのボーリングでいうと1番ピンである父親支援が推進され始めるのではないかと期待しています。
そして、父親支援はこのようなきっかけをもとに、必要性はさらに増すことに男性の育児休業においても、同じような声が聞こえて来たりしていましたが、速報値で男性の育休取得率も数年前までは2%台だったものが約8%まで向上しつつあるし、先日も父親母親学級の講座でも、積極的なパパたちが多くいましたね~。
こんな状況の中で、父親支援は求められているはずなので、一時的にすべて中止や延期に軒並みに支援が打ち切られ、本来であれば、支援を続けたかった、続けなければいけなかったのですができなかった・・・。
ですが、9月から支援の活動が始まりつつあります。先日行われた、感染拡大予防の対策もしつつ、いつでも会場が閉鎖されても継続できる支援方法を、実験的に行いました。
「ハイブリット型講座」
ライブ参加(会場参加)とオンライン参加(自宅参加)を同時に行うという講座を行ってみました。
亀田地区公民会主催の「お父さんと段ボール工作を楽しもう」をご紹介します。講座名から言っても「会場で集まって、みんなでワイワイ活動」というイメージがと通だと思いますが今回は、「ハイブリット型!」ということで、感染拡大に注意し、ソーシャルディスタンスを保ちながら少数で…。ここまでは今後の講座では普通ですが、ここからが違います。
まず、社会的な感染拡大が再度起こった時、会場の閉鎖により講座も中止になるとすれば、どうしようか?もちろん「オンライン講座(自宅参加)」とのハイブリット型の同時並行開催です。そして、なんと講師は、ファザーリングジャパンでおなじみの”段ボール王子”こと「島津講師」と大阪から繋ぎます。自宅参加の方もいますから、大阪(講師)、亀田地区公民館(会場)、オンライン参加(自宅)の三か所でインターネットでつなぎ開催しました。接続や、機器接続など、ファザーリングジャパンにいがた、いろんな職種のパパたちの集まりということもあり、仕事を生かして、ITに詳しいパパたちの協力のもと、大きなトラブルもなく開催することができました。(パパネットワークって専門家の熱盛ともいえるからとっても強い!)
これからの時代はこのような感染予防かつ、支援をし続けるかたちとしてはハイブリット型はスタンダードになるのだと確信しています。
次回は北区でパパスクール(ハイブリット型)が11月に開催されます。参加したいパパやハイブリット型の支援を見てみたい関係者の方々お待ちしています!
ファザーリングジャパンにいがたは、支援の歩みを止めません!