
こども時代の気持ちを覚えていますか?
はじめて家でお留守番をした、こわいけどちょっとえらくなった気持ち。自転車の補助輪をはずして、どきどきした気持ち。まいごになって、不安で泣いた気持ち。
この本は、詩人の工藤直子さんが自分や友人たちのこども時代の記憶を集め、詩にした詩画集です。子育て中は誰でもこどもを急かしたりつい叱ったりして、後悔することがありますよね。そんな時この詩画集を紐解き、こども時代の気持ちを懐かしく思い出せたら、こどもの心に寄り添う余裕が生まれるかもしれません。
そして、この詩画集をより印象深いものにしているのが、松本大洋さんの絵です。漫画家としても知られる松本さんは、工藤さんの息子さん。詩に添ったやわらかい絵が、ことばの世界をさらに広げています。母と息子、それぞれの表現が重なって一冊の詩画集を作りあげているところも、この本ならではの魅力です。

推薦者:渡邊 実和(新潟市立亀田図書館)
