大人の本棚・こどもの本棚

チョコレート戦争

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小学生の光一と明は、町一番の洋菓子屋である金泉堂のショーウィンドーを割った犯人だと疑われます。この状況を何とかしようと、光一と明はそれぞれのやり方で、金泉堂に立ち向かいます。

展開が速く、引き込まれます。それでいて、大人も子どもも登場人物の性格がくっきりと描かれ、性格がそれぞれの行動に影響していることが分かります。それぞれが自分の思惑で動いた結果、物語は意外な方向に展開していき、痛快な読後感が得られます。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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