年取ったのら猫となかよくなった少年エルマーは、どうぶつ島にとらわれているりゅうの子の話を聞きます。エルマーはりゅうの子を助けるため、輪ゴムや歯ブラシ、リボンなどをリュックに詰めてどうぶつ島に渡ります。りゅうの子を探すうちに、島の猛獣たちに襲われますが、リュックの中には日用品ばかりで武器になりそうなものは入っていません。はたしてエルマーはピンチを切り抜けて、無事にりゅうの子を助けだせるでしょうか。

おそろしげでもユーモラスな猛獣たちや、エルマーの奇抜なアイデアなど、子どもたちが夢中になれる要素がたくさんあり、長年読み継がれてきました。続きもあるので、シリーズでも楽しみたい物語です。

新潟市立西川図書館　司書