大人の本棚・こどもの本棚

おはようからおやすみまでの12のわらべうたえほん

SNSでシェア

小さいお子さんに絵本を読んであげようとしたら、反応が悪く、聞いているのかいないのかよくわからないことがありませんか?絵本をめくるのに夢中だったり、絵本を噛んでいたりする姿を見ると、心配になることはありませんか?図書館に来られる利用者から、そのような相談を受けることも多々あります。その際は、発達はお子さんそれぞれなので、焦らず読み聞かせを続けてあげてほしいということをお伝えしています。

また、絵本の世界への入り口としてわらべうたを歌ってあげることをおすすめしています。例えば、朝起きたときには『ととけっこうよがあけた』、ぐずったときは『きーりすちょん」など。

本書では毎日の生活の中で歌える歌がイラストとともに紹介されています。同じ著者の『あかちゃんのごきげんがよくなる12のわらべうたえほん』(小林 衛己子/編,あべ ななえ/絵 ハッピーオウル社)もおすすめです。そのほか、わらべうたを題材とした絵本もありますので活用してみてください。わらべうたから日本語の音に親しむことで、絵本も自然に楽しめるようになっていくと思います。

清水 里奈(ほんぽーと新潟市立中央図書館 サービス1グループ 司書)

SNSでシェア

新着記事