大人の本棚・こどもの本棚

せんろはつづく

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 小さな子ども6人が、楽しそうに線路をつないでいます。線路はどんどん長くなり、野原へ、山へ、川へと延びていきます。やがて駅をつくり、列車を通して、皆でその列車に乗り込みます。

 「やまが あった どうする?」「あなを ほろう トンネルだ」や「かわが あった どうする?」「はしを かけよう てっきょうだ」などの幼児の気持ちに寄り添った軽快な掛け合いが魅力です。線路を引く作業をしている子どもたちの表情も、線路の周りの自然も、かわいらしくきれいに丁寧に描かれています。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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