はぐくむコラム

ママたちの夢を叶えたい ドリームハウスへの思い

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“ママの心を元気にしたい”と思い立ち、ママ達と一緒にボランティアで子育て応援施設「ドリームハウス」を創りました。その「心の元気」の為に何が必要か。そう!私が育児中に思っていたのは、ママ自身が「自分の好き」をあきらめずに生きることの大切さ。

小さなことでいえば、美味しいコーヒーを飲む事…。たったこれだけでも、子育て中はなかなか叶わない。いつも立ちながら、冷めたコーヒーを片手で一気に飲む感じ。ほんとは、手をかけて淹れた熱いコーヒーをゆっくり座って味わいたい。もっと言えば、景色の美しいおしゃれなカフェで、友達とゆっくりおしゃべりしながら、ランチとスイーツとコーヒーを楽しみたい。夢と日々の現実がかけ離れていても、これでいいと自分に言い聞かせ、夢をみることもなくなるのです。

ドリームハウスにあるドリンクバー

自分のことより、子どものこと。それがあるべき姿で、良き母、理想の女性像、みたいな。でも、それが本当に自分が望む姿なのでしょうか。誰かの期待に応えているだけじゃないのでしょうか。人の目が気になっているだけじゃないのでしょうか。もしそうなら、自分の本当の望みをあきらめないで叶えた方がいいと思うのです。なぜなら、その願いが叶った時の感情が幸福で、人は幸福感を味わうために生まれてくるから。そして、一番近くにいるママの幸福がこどもに伝わって、子どもも安心して幸せに生きられるから。

子育て中、夫に「子どもと一緒にいるのが大変だ」と漏らしたら、「子どもといて幸せでしょ?」と言われました。でも、当時の私にはそう思えなかったのです。なぜなら、一人での子育ては、本当に大変で、迷いや不安、わからなさと自信のなさと、弱音を吐けない孤独感とさみしさで一杯でした。一生懸命にやればやるほど、目の前の我が子にイライラしてしまい、自己嫌悪に陥り、幸せ感とは正反対のところにいました。心から笑えなくなってもいました。その悪循環から抜け出したい…。そう思いドリームハウスを始めました。だから、まずは自分が心元気になり、幸せを感じ、笑えるために、自分の本当にやりたいことを大事にしていこうと思ったのです。やりたいことが出来たら、嬉しくて心から笑えて、自信につながり、気持ちに少し余裕が出来てきます。余裕ができたら子育ても楽しく、子どもも愛おしく思えてくるのです。

ドリームハウスでは、ママの夢に向かっていけるような様々なものを盛り込みました。ママの夢ネット「ぐるぐる」は、それぞれ得意なことや好きなことを活かして出店できる”おまつり“みたいなもの。お互い様の精神で、希望や夢が叶えられるのです。「ドリ通貨」というドリームハウスオリジナル地域通貨を使うことで、気軽にチャレンジできて、外での活躍の場や起業に繋がったりするのです。

ドリ通貨を利用して

自分の夢が叶うと、人も応援したくなるもののようで、ドリームハウスでは自然と「やればいいじゃん」の言葉があちこちから聞こえてきます。認め合い、励まし合い、応援し合うことが当たり前となり、それぞれが「他人の好き」を大事にしています。そしてそれを子どもにもしてあげられるようになり、子どももママを応援する良い関係が生まれています。

成人した娘たちが先日、手紙をくれました。「ドリームハウスによって視野が広がって、いろんな人がいることを知れて良かった」と記されていました。最後には「これからもたくさん笑って、お母さんらしく生きてください。」と結ばれていました。

ママが「自分の好き」を大事にしていく姿が、子どもたちが受け入れてくれて、成長の糧に繋がったのでしょうか。ドリームハウスを始めて、そして続けてきて、私自身の夢も叶ったのかな…と思いました。

BSNラジオ「大杉りさのRcafe」10月19日(土)朝9時~放送予定

この記事のWRITER

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

1970年新潟市生まれ。子育て中の孤独感から1999年、育児中のママとともにママの心が元気になる毎日型の居場所・子育て応援施設「ドリームハウス」を新潟市西区に設立。2017年、多世代交流、障がい者の居場所確保をめざす企業も設立し、様々な地域で居場所作り応援。 2016年 県弁護士会 人権賞を受賞。現在: NPO法人がばじこ理事長 ドリームハウス代表 子守唄シンガー
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