はぐくむコラム

雪!雪!雪で遊ぼう…遅いかな?

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今年の冬は異常でした。県内は記録的な少雪で、雪を必要としていた場所では大変な思いをされたのではないでしょうか。

春の足音が聞こえてくるこの時期ですが、敢えて「雪で遊ぼう!」をテーマにしました。

雪で遊ぶ・・新潟で暮らすためのキーワード!

地域によっては、スキー・スノーボード等のスポーツや雪合戦をしたり、雪だるまや雪像を造ったり、かまくらの中でお菓子を食べたりと遊び方もそれぞれあります。私が子どもの頃は、雪だるまや雪合戦、ミニスキー(プラスチック製で長靴に装着する)で遊びました。

幼稚園や保育所、こども園の冬は、「雪」を使った計画を立てる事が多く、新潟ならではの楽しい時間になるはずでした。今冬は、雪遊びの準備をご家庭にお願いしていたのに使用せずに終わった園が多かったのではないかと思います。そのため、室内での遊びを工夫された園もあるのではないでしょうか。

※新潟県立幼稚園の運動遊びの1コマです。競技用の平均台(高さ1.25m、幅10cmのオリンピック仕様)を渡る挑戦をしました。

県立大学では、「自然とスポーツ」という科目を開講しています。池の平温泉スキー場で2月中旬に3泊4日でスキーかスノーボードを行う授業です。今年は天候に恵まれ、怪我人もなく無事に終了しました。

「新潟県出身!? スキー上手いんだ!」

新潟から他の地方に移り住んだ人は、必ず訊かれたのではないでしょうか。

1983年、三条から日体大へ進学した私も訊かれました。

そんな時は、「もちろん、上手いよ! 教えてあげようか!」なんて、上から目線で返答していたことを思いだします。しかし、当時の私はほんの少ししか滑ることができませんでした。両親がスキーに興味が無かったため、ほとんど滑ったことがなかったからです。「新潟の人はわざわざ寒いところに行って、スキーなんかしないよ」と言い訳しても仕方がなかったので、うそぶいていました。そんな私がスキーに目覚めたのは、大学の必修授業でスキーを履修し、楽しさ、面白さを経験したからです。それからというもの冬は50日以上ゲレンデで滑っていました。大学院生の2シーズンはかぐら・みつまたスキー場、新潟に戻ってくるまでの3シーズンは岩原スキー場でインストラクターをしていました。(プチ自慢は30年前、岩原で西田ひかるさんに2日間プライベートレッスンをしたことです。)

12月。初雪の便りが届くと、原田知世さん・三上博史さん主演の「私をスキーに連れてって」のビデオは、スキー気分を盛り上げるための必需品でした。今シーズンのアイテムは何をそろえようか、何処に滑りに行こうか、と考えることが楽しい時間でした。

冬って楽しみ! 冬って楽しい!

と、今も思えることは、スキーやスノーボードのウインタースポーツを楽しんでいるからだと思います。

学生に「好きな季節、嫌いな季節ってある?」訊くと、好きな季節に「春」「秋」嫌いな季節に「冬」「夏」を挙げる人が多くいます。特に「冬」は嫌いな季節の断トツ1位です。「寒いから」「雪が降るから」「外出がおっくう」などの理由が挙げられます。

“一年の四分の一”の冬を「嫌いな季節」とするならば、大げさに言うと人生80年四分の一の20年間は「嫌いな季節」を過ごすことになります。

『「嫌だな〜」で20年間を過ごしますか?「楽しい〜」で20年間を過ごしますか?』と、「自然とスポーツ」の閉講式で学生に問うています。何か一つでも良いので「好き」や「楽しい」「楽しみ」な事が見つかると20年間の過ごし方に変化があるのではないでしょうか。その選択肢にスキーやスノーボードが加わる事を願っています。

来年は、冬の楽しみ方をお子さんと一緒に見つけてください。

新潟は雪国!

雪で遊ぼう!!

来シーズンは、スノーボードを新調したい!!!!!!!!

もっとゲレンデに行きたい!!!!

(心の声でした)

3月7日(土)朝9時~BSNラジオ「大杉りさのRcafe」放送予定

この記事のWRITER

伊藤巨志(三条市在住 新潟県立大学人間生活学部子ども学科 教授)

伊藤巨志(三条市在住 新潟県立大学人間生活学部子ども学科 教授)

1964年、三条市生まれ。日本体育大学大学院修了、新潟大学大学院博士課程修了。子どもの身体発育発達学、運動遊び、健康教育を専門に研究。県立自然科学館で「忍者アトラクション 出現!とやの城」を監修するなど、遊びの中で運動を身につける「遊育」を推奨。現在:県立大学人間生活学部子ども学科長。日本体育学会、日本発育発達学会などに所属。
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