はぐくむコラム

買う?買わない? 親の気持ちと子どもの気持ち

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社会現象になっている「鬼滅の刃」。映像描写が過激で、子どもに見せても良いのかどうか…という親御さんもいるよう。私の育児の時は、「たまごっち」や「クレヨンしんちゃん」が同じように社会全体で「良いのか良くないのか」と騒がれていました。私が子どものころは、漫画雑誌や「8時だよ全員集合」などのバラエティーに親達が同じようにハラハラしていたようです。

いつの時代も、”新しい流行り物”に対し親達は「自分達の子どもの頃には無かった。わからないけど良くない気がして、子どもの成長にとって大丈夫かしら」と悩む時があります。その時にどう答えを出し、どう子どもに伝えていくのか。

今はネットでいろいろ検索して、たくさんの情報を見ることができます。あとは自分が大事にしたい価値観と親としての直感。

私は”流行っているから””みんなが持っているから”という理由で子どもに買い与えることはしませんでした。当時は携帯電話もパソコンも無いので、情報はテレビと友達との会話くらい。自分が不安感を持つものを与えて、その後、子どもを”マイナスオーラ”で見ながら日々ハラハラ心配したりイライラ怒ったりすることが嫌だったからのです。

子どもから抵抗を受けるし、親子のバトルになったりもします。子どもが仲間はずれにならないかとか考えて心配も…。自分でも初めてのことで、それはそれでなかなかしんどかったけれど、最後は”買わない”と決めて、子どもに買いたくない気持ちを伝えました。

それでもたまに「みんな持ってる!」と言われたのですが、「うちはうち!よそはよそ!」と、自分も母親に言われてきた言葉を良く言っていました。結果、良かったな…と、子ども達が成長した今になっても実感します。

「価値観や考え方はみんな違っていいから」

大事なのは、いろんな価値観の人に出会い、成長するまでに本人がきちんと意思を持てること。その上で親子が違う考えなら、納得いくまでとことん話し合えばいい。

大切なのは、”話し合おうと思える”信頼関係だと思うのです。

それと、”買うなら買う”、”買わないなら買わない”と決めるまでの過程も大事。話しあって、どっちに転んでも、親子で決めたことと納得する過程。

もし、話し合いができない場合も、親が自分の気持ちをまっすぐに誠心誠意伝えること…。それが一番大事だと思うのです。

もうすぐクリスマスですね。先日も出張ドリームハウスの居場所で、ママ達がクリスマスプレゼントの話で盛り上がっていました。

クリスマスといえば嬉しい思い出があります。娘が小学校3.4年生の頃、友達を呼んで、我が家でクリスマスパーティーを開くことになりました。当時流行のおもちゃを持ってない友人同士で楽しもうと盛り上がり、我が家でパーティーをすることになったんだ!と楽しそうに話してくれました。

自分達らしく楽しもう・・・。そう考えて話し合い実行する姿がなんか頼もしいな、たくましいなって人間の強さとかおおらかさに嬉しくなりました。

これからクリスマス、年末年始。親子で過ごすこの時期、親としての喜びをいっぱい味わって親子で楽しい心温まる冬になりますように…。

この記事のWRITER

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

1970年新潟市生まれ。子育て中の孤独感から1999年、育児中のママとともにママの心が元気になる毎日型の居場所・子育て応援施設「ドリームハウス」を新潟市西区に設立。2017年、多世代交流、障がい者の居場所確保をめざす企業も設立し、様々な地域で居場所作り応援。 2016年 県弁護士会 人権賞を受賞。現在: NPO法人がばじこ理事長 ドリームハウス代表 子守唄シンガー
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