はぐくむコラム

ママでも自分らしくていい、夢を叶えていい

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春…。新しい人生を歩み始めるひとも多いことでしょう。決断の連続の子育て。何を大事にしていくのか、親はいつも迷い、悩みますよね。

ドリームハウスの活動して24年。今50歳。人生の約半分を「ドリームハウス」という”我が子のような存在”と共に生きてきました。夢の家、ドリームハウスは、私やママ達の夢そのものでした。ドリームハウスは心が元気になるところ。安心して泣け、笑えるところ。自分らしくいられるところ。ダメでもいいところ。何もしなくても、何をしてもいいところ。

ずっと見てきた寺尾のドリームハウス。命がけで創って、育てて、見守ってきた場所。

私が今、笑っていられるのは、自分らしく生きていられるのは、ここがあったから。ここで出会ったみんながいたから。私が私を好きになれたのは、ここで出会った仲間やママ達や子どもたちがいたから。

最近始めた新しいドリームハウス達も、大好きだけれど、寺尾のドリームハウスは、自分がどん底の頃からからつくってきたかけがえのない存在。私の魂そのものであり、子どものような存在であり、同志であり、出会ったたくさんの人たちとの思い出の場所。もうひとつの実家みたいな場所。 1年だけの開設だった、初代・小張木のドリームハウスは、もう無いけれど、そこに立つと、今でもあの時の風の香りがする。胸がキュンとする。本当に濃い一年でした。

今では遠くから見守るだけになった寺尾のドリームハウスの前に立つと、いつでも子ども達やママ達の笑い声が聞こえてくる気がする。ドリームハウスにいた頃、お庭から見た空は、私にとっては、格別だった。ドリームハウスの空気の中で気づいたことは山ほどあって、その数々の体験で私は成長することができた。

20周年で、私が寺尾のドリームハウスを卒業する時、娘達がくれたメッセージは、「これからも、笑ってお母さんらしく生きて。」「これからも夢を叶えていって。」私が、ママ達に言い続けた言葉と同じでした。

今、老若男女、障がいのある人もない人も共に過ごす居場所『がばじこ』で、言い続けていること、それは私がママ達にずっと言い続けてきたことです。

「ほんとはどうしたい?」「何が好き?」

子育て中でも、障がいがあっても、年をとっても、引きこもってても、うまく生きられなくても、病気でも、不器用でも。私は聞き続けたいのです。

「ほんとはどうしたい?」「あなたは何が好き?」そして、一緒にその喜びを味わいたいのです。

私は娘達に何ができたかわからないけれど、親として一番伝えたかったのは、「あなたはあなたの人生を悔いなく生きて」ということ。

そのために、私は母として、娘達の目の前にいる一人の大人として、「やりたいこと」をあきらめませんでした。「好きなこと」をあきらめませんでした。

親として、何が正解かはわからないけど、でも、迷いながらも、くじけそうになりながらも、世間の正しさに惑わされず、自分に正直に生きてきました。そんな私に、「これからもお母さんらしく笑って生きて」と言ってくれ、「夢を叶えて」と言ってくれる娘達は、私の誇りです。

親が自分をしっかり生きることが、何より子どもの「生きる希望」になると思うのです。

 

3月20日(土)BSNラジオ 朝9時~ 「大杉りさのRcafe」で放送予定。

この記事のWRITER

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

新保まり子(新潟市在住・多世代居場所事業代表)

1970年新潟市生まれ。子育て中の孤独感から1999年、育児中のママとともにママの心が元気になる毎日型の居場所・子育て応援施設「ドリームハウス」を新潟市西区に設立。2017年、多世代交流、障がい者の居場所確保をめざす企業も設立し、様々な地域で居場所作り応援。 2016年 県弁護士会 人権賞を受賞。現在: NPO法人がばじこ理事長 ドリームハウス代表 子守唄シンガー
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