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親子てつがく対話 <豊田先生からコメントが届きました!>

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親子てつがく対話ワークショップ 実施報告パート2

<ファシリテーターを務めて頂いた、新潟大学准教授 豊田先生からコメントが届きました!>

 

「BSNキッズプロジェクト」では、6月8日(土)に、「考えることを楽しもう!親子てつがく対話ワークショップ」を開催しました。(詳しいレポートは、前回の「実施報告パート1」をご覧下さい。)

当日ファシリテーターを務めていただいた、新潟大学准教授の豊田光世先生から、イベントを終えての感想が届きました!

 

以下、豊田先生から頂いたコメントです。

 

大人と子どもが対等に参加するのが子ども哲学の対話です。とは言え、今回参加していただいた皆さんは、「親子」という特別な関係。日常のかかわりのなかで作られてきた「子ども」あるいは「親」のイメージを通して相手を見ています。だからこそ、新しい発見、意外な気づきがあったのではないかと思います。

 

対話は、すべての参加者の疑問を共有することから始まります。疑問に耳を傾けることそのものが、発見につながります。「うちの子どもはこんな風に考えていたんだ!」「わたしのお母さんはこんな疑問をもっていたんだ!」普段近くにいるからこそ、疑問が新鮮に聞こえたということはないでしょうか。

 

今回選ばれた「べんきょうはしょうらいのためになるのか」という疑問を聞いて、ドキッとした大人もいたのではないでしょうか。なぜなら、この問いは、大人たちが作り上げてきた「体裁」を揺さぶる力をもっているからです。

大人たちは学んだことを忘れてしまっているのに、勉強は将来のためになると本当に言えるの?と投げかけているわけです。Yesという答えを前提に「この問いにどう答えるべきか」と考えてしまった大人は少なくなかったのではないかと思います。ただし、子ども哲学の対話では異なるマインドセットが必要です。一人ひとりがこの問いと向き合い、「自分はどう考えるのか」を言語化していきます。勉強が本当に将来のためになるのかを、じっくりゆっくり、さまざまな角度から吟味するわけです。親子でこの問いを考えるには、勇気が必要だと思います。

 

対話が終わってからも、頭のなかで悶々と、さまざまな疑問が生まれてきました。もっと時間があったとしたら、わたしは皆さんと「将来のためにならない勉強ってある?あるとしたら、どんなもの?」という問いを考えてみたかったです。参加された皆さんは、対話からどんな疑問を抱きましたか?

 

以上、イベント後の豊田先生の感想でした。

 

大人の「体裁」を揺さぶる、こどもからの<問い>。そこからはじまり、ひとりひとりが考えて、発する「言葉」が、また誰かの「問い」につながっていきました。

 

わたしたち大人も、普段「考えている」ようでいて、実は、あまり考えていないのかもしれません。「親子で考える時間」は、こどもも大人も楽しい時間でした。

豊田先生、ありがとうございました!

 

※イベント当日の模様はコチラに詳しく掲載しています!

 

 

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