昨今のニュースで、ここ数年政府が提唱してきた教育制度改革（英語の民間試験の導入やデジタル教科書など）が、当初の計画していたものとは異なる方向性になることが発表になりました。

教育がまさに本書のいう、教育という名のもとに、商品化され、大人の都合ばかりに、子どもたちから本来の学びと健全な成長を妨げているのです。

日本の子どもの精神的な幸福度は、なんと参加３８か国中３7位。

大人の過度の期待や不適切な教育制度などによって、子どもたちは自信もやる気も失っています。現実と実態を知り、今おかれている子どもたちの教育を考える1冊です。

中山 英（萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児（3歳娘）の父。育児と読書の日々を過ごしています。）