新潟市の鳥屋野潟公園。水際の樹木にやや大きめの穴が開いていた。
周囲には子どもたちが楽しそうに遊んでいる。
でも子どもたちの手の届くところではないし、いったい誰があけたのだろう・・・
その秘密を探るために翌朝早く、同じ場所に行ってみると・・・
なんと木に取り付いた生き物の姿があった。
日本固有種、つまり日本でしか見ることのできない鳥、アオゲラだ。
全長29cm。日本で見られるキツツキの中では大きいほう。
穴をあけたのはこのアオゲラだったのだ。
そしてさらに手すりにとまったアオゲラが真横に移動して・・・
こんどは木を支える支柱をバックで下がってきた。
地面に降りると水溜りがあった。なんと水を飲みにきたのだ!
キツツキなのでくちばしもそれなりに長さがあって飲みにくそうだが、器用にくちばしと舌で飲んでいた。
多くの人でにぎわう公園の朝のひとコマだ。
太陽が高く上りにぎやかになるころアオゲラの姿は見えなくなった・・・