まだ桜の花が咲く前、ようやく日差しが強くなってきた4月、木の幹に木肌と同じ色のカエルが止まっていた。アマガエルだ。
アマガエルというと黄緑色の体を思い浮かべるが、こんな地味な木肌色にもなって隠れているというわけだ。
公園の地面には昨年の落ち葉が厚く積もってふかふかのじゅうたんのよう・・・よく見るとその落ち葉が動いている！実はツグミの仲間がこの時期やってくるのだ・・・ツグミ、シロハラ、そしてマミチャジナイなどの鳥たち。
何をしているのかというと、落ち葉をくちばしでめくって下に隠れているダンゴ虫やハサミムシ、ミミズなどを食べているのだ。
大きく激しくめくる勢いで虫が飛び上がりパクッと食べる。そのスピードは10秒間に4匹食べるほど。
公園の落ち葉は彼らのレストラン。こうした場所を利用してツグミの仲間は中継地でエサを補給しながら北へと向かう。
公園管理のみなさん、落ち葉はすぐに片付けないで・・・とツグミたちは言っている。