新潟市の鳥屋野潟のヨシ原に小さな鳥が飛び回っているところに出会った。体長12cm、スズメより少し小さく、胸の部分が淡いオレンジ色の鳥、ノビタキだ。
冬は暖かい地方で過ごし、初夏から夏にかけては高山や東北、北海道で繁殖する渡り鳥で、この鳥屋野潟周辺で見られるのは春と秋の年2回だけ。
このときヨシ原で何をしていたかというと、無数に発生し始めた小さな虫を飛び回って食べるいわゆる「フライキャッチ」だった。茎にとまって見定めてパッと飛んでパクッと捕まえ茎に戻る~その繰り返しで体力をつけると繁殖地へ向かう。
次にここで合えるのは秋、稲刈りの頃である。