大人の本棚・こどもの本棚

ぼくの一輪車は雲の上

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小学校4年生になったぼくは、最初何も得意なものがないことが悩みでしたが、一輪車なら得意だということを見出し、富士山に登りその頂上を得意の一輪車で走りたいという願いを持ちます。理解のある父、自転車で富士山頂を走ったことのある高木さん、中学校2年生の兄、同級生などの協力を得て、その願いは実現に向かって動き出します。

小学校4年生の少年がためらったり迷ったりしながら自分の願いを目標へと育てていく様子が、一人称視点でよく描かれていると思います。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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