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白狐魔記 源平の風

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不老不死にして人間に化ける術を身に付けたきつね白狐魔丸が、平安時代から江戸時代にかけて、日本史の様々な事件に立ち会うファンタジー・シリーズの第一弾です。

本書では、まずなぜ一匹のきつねにすぎなかった白狐魔丸が化身の術に関心を持ったのか、その経緯が語られます。そして、白狐魔丸は、向かった白駒山で仙人から手ほどきを受け、しだいに化身を覚えていきます。時代は平安末期、源頼朝に差し向けられた追っ手から逃れようとする源義経・弁慶・佐藤忠信らに出会い、彼らの武士としての生き方や、人間のそもそもの有り様に、理解を深めていきます。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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