SDGs de はぐくむコラム

スパンを長くする。できたことにフォーカス!

SNSでシェア

子育てしていると1日があっという間に過ぎてしまいます。

まだ長男が2歳の時などは「今日やらなければいけないこと」のタスクを頭の中でぐるぐる考えてシミュレーションしていました。

例えば、~午前中に洗濯、終わったら買い物、今日はポイント2倍だからあのスーパーへ、そうだ買い物から帰ってきたら息子を寝かしつけてあのドラマの録画を見よう、そのあとは夫が帰ってくる前に夕ご飯の支度、掃除機も昨日かけてないから今日はかけておこう、お風呂を沸かして・・・~

こんな風に「理想のルーティーン」があるんだけど、なかなか思うようにできないのが子育て中ですよね。なのに当時は予定タスクが消化できないと「できなかった感」に苛まれてなにかに負けたような(笑)気持ちになっていた覚えがあります。

同様に離乳食もそうでした。レシピとにらめっこして作った離乳食をきれいに食べてくれると、ちゃんと育ってる安心感、逆にその日の気分で投げたり撒き散らしたり、全然食べてくれないとイライラしました。「モグモグ期っていうんだからモグモグするんだろう」と観察しても全然モグモグしないし育児書どおりにはいきません。

そんなある時、「できた日・できない日」の、1日1日のスパンで一喜一憂している自分はとても疲れていることに気づき、「これじゃ身も心ももたない!」と痛感。そこで子育てに関しては1週間のスパンで考えることにしたんです。

「今日はできなかったけど、まあいいや。昨日はできていたし。また明日はできるかも~」そうやってゆるゆるとした気持ちに切り替えてみると、ダメダメな日もあれば、なかなかうまくいった日もあると見えてきました。自分自身も子どもも、がんばっていることをたくさん褒めて、もっとポジティブなイメージで子どもにも声かけをしようと思いました。

「~しなければならない」という気持ちは子育てにはそもそもナンセンス。成功体験をゆる~く感じながら焦らず、きっと出来ると信じて少し長いスパンで俯瞰視すると気持ちも楽になりますね。

2月8日(土)BSNラジオ「大杉りさのRcafe」放送予定

この記事のWRITER

ちゃい文々(新潟市在住。子育て漫画エッセイスト)

ちゃい文々(新潟市在住。子育て漫画エッセイスト)

新潟市生まれ。シングルマザーで二児の母親。1994年、デザインオフィス「アトリエチャイブ」設立。2002年からフリーペーパーに子育てエッセー漫画を連載。コミュニケーションスキルや多様な視点を養う講座を教育関係者や市民向けに実施。虐待防止スペシャリストの知識も活かす。 著書「子育ては、泣き笑い・八起き」(幻冬舎文庫) BSNラジオ「工藤淳之介3時のカルテット」木曜パートナー https://www.chaibunbun.com/
SNSでシェア

新着記事