標高2462mの火打山、その2100mの高山帯にある天狗の庭、7月一斉に高山植物の花が咲く。
ハクサンコザクラ、ハクサンチドリ、 ミヤマオダマキ等等・・・そして花の蜜をとりにアブやクジャクチョウなどの昆虫も集まってくる。短い夏の始まりだ。
そしてさらに上部に生えているハイマツには、上にカヤクグリ、下にライチョウと、それぞれの得意とする環境に生き物が分かれて命をつないでいる。 高山の環境は、地球温暖化により大いに影響をうけるところだ。
氷河期の生き残りであるライチョウが、新潟県内で生存しているのは、わずかに火打山一帯である。
生き物はそれぞれの生き物にあった環境がなければ存在することができない。
希少で貴重な新潟県の自然、その価値を生き物の姿が私たちに語りかけてくる・・・。