いきものがたり

Vol.62 街の中の岩山!?

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絶滅危惧種ハヤブサは、岩山で子育てをし、岩山からエサを狙い、岩山と共に生きているといっても過言ではない、そんな生き物だ。
そのハヤブサが岩山がない新潟市の真ん中で生息している。
その場所とは・・・  新潟県庁。
周囲を圧倒する高い建物、その上部に取り付けられたパラポラにハヤブサがとまっていた。ハヤブサにとってはこの県庁の建物は岩山というわけだ。

3月のこと、ハヤブサは2羽、オスとメスがパラポラの周辺にいた。
オスが出ていってしばらくすると、オスが何かを足でつかんで戻ってきた。パラポラの影に入る。
すかさず奥からメスが飛び出した!そして建物の角にとまると足で掴んでいたものを食べ始めたのだ。
実はオスが獲物をとり、戻ってきてメスに渡したのだった。
この時期オスはメスに盛んにエサのプレゼントをする。こうすることで2羽の絆が深まってくる。繁殖への期待が高まる・・・

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