夏、みかけるカモメといえばウミネコ。
ウミネコはカモメの仲間で繁殖も日本で行い、1年中日本にいるカモメだ。
しかしその繁殖地というとなかなか見ることがない。
海岸部であれば港や遊覧船などにもついてくるウミネコだが、繁殖地は限られている。
新潟県内の繁殖地の一つが笹川流れだ。
ゴツゴツした岩礁が有名だが、このちょっとした岩のくぼみが、ウミネコの巣になるというわけだ。
あるウミネコが浜辺で海藻を一生懸命集めていた。
くちばしにいっぱい海藻をくわえて、岩礁へ・・・そしてへこみに海藻を敷き始めた。
こうやって卵のクッションにするというわけだ。
じっとしているウミネコがいた。もう卵が中にあるのだろうか・・・
立ち上がった!すると足元にちいさな茶色の綿のようなものが・・・ヒナだ。
よく見ると岩のように茶色の模様がある。
こうしてヒナは目立たないように身を包み育てられるのだ。
2013.08.21
Vol.72 ウミネコ①子育てはどこ?
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