秋の気配がようやく漂ってきた新潟市内の公園。
行き交う人が樹木を見上げている。
その先には…全長40ｃｍのトラフズクが枝にとまっていた。
フクロウの仲間、頭の上に2本耳のようなものが見える。
これは「羽角（うかく）」と言って飾りのようなもの。本物の耳は顔の横に隠れている。
全身がふわふわの羽毛に覆われていて羽の模様も樹皮のよう・・・うまく木の中に隠れている。
フクロウの仲間は夜行性で、夜、ネズミなどをとって食べている。
朝方戻ってきて日中はじっとしていることが多い。
終始うとうとしているようだが、人間のようにぐっすり眠ってしまうわけではない。
その証拠に、ネズミのような物音がすると、パッと目を開き音のする方を見つめている。
眠そうな時と目を開いた時のギャップが大きい。
トラフズクの目は正面に両方ついていて、夜でも獲物を立体的に把握して獲ることが出来るが、そのため視野は狭くなっている。
これを補うために首が２７０度回るようになっている。
トトロのモデルともいわれるトラフズクの子育ては次回からご紹介する。