いきものがたり

Vol.1 カンムリカイツブリ

SNSでシェア

頭の部分の冠羽がフサフサしてちょっと目立つカイツブリ、「カンムリカイツブリ」。

もともと冬鳥として冬期に日本に飛来し、春先になるとシベリア大陸方面に飛去し、そこで繁殖する鳥だったが近年、新潟市の鳥屋野潟での繁殖が確認されている貴重な鳥。水の中にすっかりもぐり、エサをとるため50秒ほども潜水していることもある。
そんなカンムリカイツブリが、春になるとちょっとそわそわし始める。恋の季節だ。
オスとメスが近づくと、特徴ある頭の冠羽を、精一杯ふくらませてお互いの頭をくっつけるような行動をするこれが「ディスプレイ」だ。
2羽の息が合ってくると、まるで着飾った人のダンスのよう。
鳥屋野潟では昨年5つがいが繁殖したという。今年もヒナの誕生が期待される。
市街地に隣接する潟でこんな光景が見られるのはとても珍しいこと。新潟の貴重なスポットだ。

SNSでシェア

新着記事