田植えのすんだ水田の脇に休耕田がある。そこでケリを見つけた。
とても神経質になっており容易に近づくことができない。
車の中からそっと様子をうかがっていると・・・親鳥がしきりにある方向に目をやっている。その視線の先にはかわいい3羽のヒナがいた。 親ほど身体の模様ははっきりせずうぶ毛のようなふわふわした毛に包まれているが、すでにちゃんと歩きまわりエサを自分でとっていた。 親はオス、メスともにいてヒナを見守る。
しばらくすると「ケリッケリッ」と甲高い声で鳴きながら飛び上がった。 カラスが間近まで来ていた!親のうち1羽が「ケリッケリッケリッ」と鳴きながら追いかけ、身体が2回りも大きなカラスに敢然と立ち向かう。 とうとうカラスは根負けして去っていった。
親にとってこの頃のヒナは目が話せない存在だ。どれだけのヒナが無事成長でき、親になれるのか・・・自然界は厳しい。
頑張れヒナたち!