SDGs de はぐくむコラム

暑い夏だからこそ  熱い博物館へ!!

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残暑お見舞い申し上げます。

今年の4月に新しい気象用語「酷暑日」と言う言葉ができたのを覚えていますか?
最高気温が40℃以上の日の名称で「こくしょび」と読みます。これまでは最高気温が35℃以上の猛暑日を使い 日中の暑さや熱中症に対する注意をしてきたのですが、近年40℃超えを観測する地点が全国各地に増え、猛暑日では危険性が伝わりにくいことからできた言葉です。

つまり酷暑日は極めて危険な暑さな日ということを知っておく必要があるのです。
夏休みになり「天気がいいから外で遊ぼう!」と計画しても、日中の暑さによってはそうもいかない!
ということです。
とは言っても せっかくの夏休み どこかへ行きたくなりませんか?

そんな時にオススメなのが博物館です。
皆さんは博物館と聞くとどんなイメージでしょうか?

『博物館の一日』 いわた慎二郎 作・絵 講談社

東京上野にある国立科学博物館を舞台に丸一日かけて館内を巡ります。
ここに展示してあるものがどうやって発見(発掘)され、展示物になるのか? 恐竜の巨大化石標本はどんなふうに製作されるのかなどが説明されています。

また展示物の見せ方や科学のしくみを体験するゾーンについて、
360度全球型シアターについても描かれています。レストランの名物メニューやお土産を買えるミュージアムショップも!
実際に行ったことがある人は「そうそう、こんな感じ!」と再現度の高さを感じることができる一冊です。

きっと多くの方々のイメージする博物館はこのような科学博物館ではないでしょうか?
我が家も絵本に登場する子どものように 我が子が小学生の頃から何回か行った場所です。
行くたびに新しい発見がある場所です。
もしかしたら大人が夢中になってしまう場所かもしれません。最後のページで「1日じゃたりないね」と書かれていますが、本気で隅から隅まで見てまわったら 本当にそうだと思います。

国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp

「博物館とはいったいどんな場所なのか?」と聞かれたらなんと答えたらいいのでしょうか?
その答えは文化庁の博物館総合サイトというHPに載っています。

博物館とは,歴史,芸術,民俗,産業,自然科学等に関する資料を収集し,保管(育成を含む.以下同じ)し,展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し,その教養,調査研究,レクリエーション等に資するために必要な事業を行い,併せてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関 (後略)。(昭和26(1951)年制定、令和4(2022)年改正)

と博物館法で定められているようです。
簡単に言えば、

博物館とは、
「資料を集めて保管し、調査研究して資料の価値を調べ、その成果を展示やいろいろな方法で発信し、すべての人々に学びや楽しみを提供する機関」

だそうです。

何が言いたいかと言うと・・・
科学博物館だけでなく、美術館も動物園も水族館も植物園も全部博物館ということになるということです。上野に行かなくても私たちの周りには博物館がいっぱい!ということに気づいてくださいね。

そしてそんな博物館では
いつも見ることができる常設展示と期間を決めて特集的に展示する企画展(特別展示)があるのです。

 

『すばらしい展覧会をつくろう』 ドロ・グローバス 作 ローズ・ブレイク 絵 HeHe

彫刻家と画家 二人のアーティストがどのように作品を創るのか?というところから始まります。芸術作品は創り方も大きさも様々。もちろん製作している場所(国)も違います。
この作品をどうやって美術館まで運ぶのか?そもそも展覧会はどうやって開かれるのか?
そんなことが分かる絵本です。2013年より、東京を拠点に出版、編集、展覧会の企画などをおこなっている会社が出版した絵本です。

世界各国で話題を博した絵本『Making a Great Exhibition』を日本語に訳したものだそうです。展覧会の作り方が学べる本でもありますが、美術館に関わる人がどんなにたくさんいるかも知ることができる絵本です。その人たちはそれぞれの専門知識を使い、美術作品をより素敵に観せるために全力を尽くしてくれている、そんなことも分かる作品です。

この絵本の最後はたくさんの人の力が集まった展覧会の様子が描かれています。
そしてそのページには、
「すばらしい展覧会をつくるためには、見にきてくれる あなたも必要です。」
と記されています。

つまり見に行く私たちも作り手の一部 ということですね。
現代は美術館に行かなくても 本やインターネットで見ることができる作品がたくさんあります。近年では『図解 はじめての絵画 』という小学館の図鑑NEOシリーズから出版され話題になりました。

しかし 自分の目で見て いろいろなことを想像し感想を誰かと共有することで、昨日とは違う自分になるかもしれません。そこから生まれた創造力でもしかしたら創る側の人になるかもしれません。
どんな発見が待っているかは行ってみないとわからない!
ワクワクドキドキがいっぱい詰まった美術館にぜひ行ってみてくださいね。

最後はフランスの博物館を楽しめる しかけ絵本の紹介です。

『ミュージアム ポップアップ〜フランス国立自然史博物館〜』
 アンヌ=フロランス・ルマソン 作 ドミニク・エルハルト 絵 大日本絵画

パリ植物園と国立自然史博物館の歴史 の解説から始まり、鉱物学や植物学、進化の歴史など4つのギャラリーをめぐります。

※仕掛けが分かるよう、大日本絵画に許可を得て掲載

※仕掛けが分かるよう、大日本絵画に許可を得て掲載

飛び出す仕掛けもあれば扉を開いて断面が見えるもの・・・
ハガキぐらいの大きさの本ですが、その中には歴史と文化を感じさせる美しい展示物がぎっしりと詰まっています。
パリ市内セーヌ川のほとりにある植物園が自宅にやってきたような気分になります。
世界地図でフランスの場所も確認してみてくださいね。

どうでしたか?
博物館へ行ってみたくなりましたか?
新潟県内にもいろいろな博物館があります。
夏休み後半 自由研究にもオススメです。
そうそう 学校の中にも実は博物館があるのですよ。
「郷土資料室」や「社会科準備室」なんて名前がついているあの部屋。
立派な「学校博物館」だと私は思います。

  

* BSNラジオ 土曜日午前10時「立石勇生 SUNNY SIDE」の オープニングナンバーの後に「はぐくむコラム」をお伝えしています。8月15日は、絵本でSDGs推進協会代表の朝日仁美さんです。お楽しみに!

http://立石勇生 SUNNY SIDE | BSNラジオ | 2026/08/15/土 10:00-11:00 https://radiko.jp/share/?sid=BSN&t=20260815100000

この記事のWRITER

朝日仁美(糸魚川市在住 絵本でSDGs推進協会代表/学校司書)

朝日仁美(糸魚川市在住 絵本でSDGs推進協会代表/学校司書)

神奈川県横浜市出身。結婚を機に糸魚川市での生活をスタート。子育てとともに、公民館事業の支援を受け絵本の読み聞かせの会を発足し、以後16年間 毎月乳幼児親子に絵本にふれる場を提供し続けた。 現在は糸魚川市初の学校司書であり、絵本で世界と繋がりたいと、絵本でSDGs推進協会を設立し活動中。 一男一女の母。 糸魚川市学校図書館司書 絵本でSDGs推進協会 代表理事 SDGs for School 認定エデュケーター 日経BP社 エコマムアンバサダー 絵本専門士/JPIC読書アドバイザー
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